忘れたっていいじゃない!
にんげんだもの
自分を振り返りました
私は割といい加減な人間です。もしかしたら、社会的には適合しているとは言い難いかもしれません。
お寺という、やや特殊な環境だから許されているのか、それともお寺という環境が私をこうしてしまったのか、どちらでしょう?
忘れ物が多いのも、スケジュール管理が甘いのも自覚しています。物の整理が下手なのも知っていますし、約束を忘れることもあるなあ。玄関からキッチンに歩く間に、何をしに来たのか忘れることがよくある。
考えていると、いい加減というよりはダメ人間ですなぁ・・・。
ちゃんとしている人がうらやましい
周りを見回してみると、私よりダメ人間はほとんどいません。・・・ごくたまにいます。
仕事をするのを見ていても、下準備をきっちりしてて、ミスがない人もいます。
下準備をしているので、当然忘れ物もありません。したがって慌てることも少ないのではないでしょうか。持ち物も、自分がどこに何を置いてるのか、分かっているので探し回る事もない。いつも冷静にしている。
そういう人に、私はなりたい。(宮沢賢治・雨にも負けずふうに)
いや、違います。なりたかった、ですね。あきらめましたので。
悪いことばかりではない
あきらめたのは、そんな人間に絶対なれない!と思ったからではありません。私には難しいのは事実ですが。
ダメ人間にも良い点はあることに気付いたのです。
まず、忘れ物が有っても、あわてません。いつもの事ですから、代わりの物を探して乗り切ることができます。
次に、多少のトラブルを恐れなくなります。問題があったらその都度対処!と考えているので、新しい物事に挑戦することにためらいが少なくなります。ある程度準備ができたら、やってみます!
最後に、冷静じゃない分、愛嬌ができる気がします。
失敗をごまかすために、よく笑っているからかもしれません。
厳しすぎませんか?世の中
ちゃんとしている人にお願いしたいのですが、あんまり責めないで欲しいのです。
こちらも忘れたくて、忘れているわけじゃない。失敗したくて、失敗しているわけじゃない。申し訳ないとは思うのです。
でも、そんなに怖い顔しなくたって良いし、自分の正しさを主張されてもなあ、と思います。どうにかなったんだから許してね。
もちろん、どうにかならなかった場合は、この限りではありません。多大な損害が発生した場合は、原因を調べて、改善しなければならない、と思うほどには良識があります。
人にやさしく
自分がよく忘れ物をしてしまうので、他人の忘れ物や失敗に優しくなれます。
人が忘れ物をしても、よくよく考えれば自分も忘れ物するから、きつくは言えないなあ。なぐさめてあげようと思えます。
人が失敗した時でも、お互い様!ドンマイッ!一緒にどうにかしよう!私の時もよろしくね!と失敗は他人事ではないのを知っているので責められません。
いい加減なうえに、人には厳しい!では道理が通りませんが、笑って失敗を許し合える世の中であった方が良いと思います。
私と同じく失敗の多い方!大丈夫です!一緒に許し合える世界を作りましょう。
反対にきっちりしている方!お願いします。生あたたかい目で見守ってください。悪気はありません。頑張っています。あなたが、たまーに失敗しても私たちは何も言いませんから。
ちゃんと生きている
単にいい加減なだけだと、迷惑な人になってしまいそうです。
そこで私は
- 人の失敗(やる気がないのはダメですよ?)は責めない
- 自分の失敗は繰り返さない(なるべくです)
- 迷惑かける分、他人に親切にしよう(迷惑をかける相手ではなく、誰にでも)
この3つを心がけています。
すると、いい加減な人→おおらかな人になっているんじゃないかと信じています。
心がけ次第で短所じゃなく、長所になります。
こんな私ですが、ちゃんと生きています。