りゅうちょうのつれづれ日記

にちにち日記

童学寺住職の日常をつづっております。

お寺のクリスマス

クリスマス=キリスト教→お寺はしてはいけない

と思っている方は多いんじゃないでしょうか?

子供の頃から「クリスマスはどうしてるの?」と聞かれたり、「かわいそうに、クリスマスできないんでしょ?」と同情されたりします。

大きな誤解です。

ちゃんとクリスマスケーキを食べて、サンタさんも来てくれていましたし、今は私がサンタさんです。

おかしい!と思われるかもしれませんが、一般的な方と同じように、イベントを楽しんでるだけなんです。

日本中がキリスト教信者に満ち溢れているわけではありません。キリスト様の誕生を祝う事がメインではないですよね。宗教色を極限まで減らして、遊んでいるのです。

とはいえ、もしお寺の境内のモミの木に、クリスマスツリーの飾りつけや電飾をしたらおかしいですよね。公と私は分けましょう。

お寺ではひっそりと、意味も気にせず「メリークリスマス」と言って楽しんでいます。

まあ、ケーキ食べてチキン食べてるくらいなんです。

サンタさんについて

サンタさんが実在するかどうか?私は実在すると考えています。

なぜなら、私は現役のサンタだからです。トナカイはいませんし、空は飛ばないし、ひげもありません。しかも予算があります。

でも、自分の子供にはプレゼントをそっと・・・リビングに(我が家のサンタはそうなんです)置いておきます。翌朝見つけた子供達には、「サンタさんが来たんだねえ」と言ってあげます。

ねっ?私、サンタですよね?だからサンタさんは世界中にいます。松任谷由実の「恋人がサンタクロース」という歌があります。恋人までサンタさんだと、ますますサンタさんであふれますね。世の中には夢と愛がいっぱいあります。

ちなみに子供が成長して、サンタなんか居ないと言い始めると上記の話をしてあげています。「おまえも成長したなあ。じゃあこれからは、パパと一緒にサンタさんしよう!妹や弟に夢と希望をプレゼント!」と長男を誘っています。

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我が家の唯一の飾り、60センチのクリスマスツリー
お釈迦様も祝って

12月24日はキリスト様の誕生日ですが、4月8日のお釈迦様の誕生日は無視されています。6月15日の弘法大師様の誕生日も世間では感心が有りません。

バレンタイン・クリスマス・最近ではハロウィン。妬ましいです。仏教で対抗できるのはお盆くらいでしょうか?

お釈迦様の誕生を祝って、お大師様の誕生を記念して法要をしていますが、やはりとっつきにくいですよね。若者も興味を示すアイデアが有れば、教えてください。

お正月は童学寺に来てください

クリスマスはお寺に来てもらっても、何もありません。

でも正月は違います。

今の時代、門松やしめ飾りなんかを自宅でする家が減ってきました。でも、童学寺では大きな門松、要所にしめ飾り、鏡餅などなど、正月の雰囲気を楽しめます。

混雑するほど人は来ませんので、ゆっくりと散策もできます。1日2日は新春の祈願をしていますので、一緒に手を合わせて一年の開運を祈ってください。

気分も引き締まり、良いスタートが切れますよ!